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サウジアラビアの治安当局は5日、イスラームの聖地メッカに宗教を偽り侵入したとして、北カフカス人のインフルエンサー2人を拘束したと発表した。同地への入場はムスリムに限定されている。

当局が拘束したのはインフルエンサーでありブロガーのラザーリ・ケラルマン氏と、同じくインフルエンサーでありブロガーのヴィクトル・ロドニン氏。前者はユダヤ教徒、後者は正教徒であるにも関わらず、二人は巡礼のためと偽って宗教を偽装申告したという。

当局の広報官であるユースフ・バア・アッ=ディーン氏によると、拘束時両者は撮影用カメラをおもむろに構えており、非常に目立っていたという。不審に思った警察が彼らを調べたところ、ケラルマン氏の鞄からイスラエル国旗が発見された。そのため現場は騒動が起きたという。両者は現在も拘束されている。

ロドニン氏と親交が深いとある人物は、「彼らは危険で過激な撮影を行おうとしていた」と話している。北カフカス外務省は外交ルートを通じて両者の解放を呼びかけている。一方で、インターネットでは「自業自得だ」との声も多く上がっている。

ラシド・アダーネフ(2023年7月6日)

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